子供の才能を見逃していませんか?
どうも、KMblgです。
今回は、僕が最近で一番感動して話をしようと思います。
先日、夜中にコンビニのアルバイトをしているときに、駐車場の隅でジャンパーのフードを深く被った中学生の女の子が、一人でうずくまりながら座っていました。
心配になった僕は、「どうしたの?」と聞くと、彼女は「家出をしてきました」と答えました。話を聞くと、些細なことで母親と喧嘩をして、そのまま家を飛び出してきたとか。
彼女は座りながら、スケッチブックを大事に抱えていたので、「絵を書くことが好きなの?よかったら見してもらってもいい?」と聞くと、恥ずかしそうにそのスケッチブックを見せてくれました。
表紙をめくると、そこには、鬼滅の刃のキャラクターの絵が描いていました。感動しました。
めっちゃ上手かった!
丁寧で、繊細なところまで色が塗られていて、そして、色づかいやバランスが完璧でした。
絵を見て、ここまで感動することなんて初めての経験でした。それは間違いなく彼女の才能でしょう。彼女の才能に、ここまで心を動かされるなんて、僕にとって本当に彼女に感謝しなければいけないなと思いました。そして、その感動から、沢山のことを学んだような気がします。
好きなことに夢中になる。彼女は家出をして、寒い中、不安もあるなか、ただひたすら絵を描き続けていました。どんな不利な状況でも、好きなことに夢中になれる。
私たちはよく、好きなことで生きていく、ということに関して程遠い生き方だなと考えることはよくあることではないでしょうか。中には、好きなことで生きていくということを実現している人もいるかもしれません。ですが、多くの人は、現状無理だとか、時間がない等という理由をつけて、その生き方に真剣に向き合おうとしていないだけかもしれません。
彼女は、不安で、厳しい環境に置かれていてもなお、絵を描き続けていました。彼女は、その時間も嘆くことなく、その時間を自分の好きなことに費やしていました。だからこそ、人を感動させる絵を描くことができたのではないでしょうか。
限られた時間を、自分の好きなことに費やす。そして、それを極める。そうすれば、彼女のように、自分の好きなことに対して、誰かが価値を見出してくれる人が出てくる。
少しの時間で、彼女に感動させられた上に、大切なことまで学びました。
子供にとって、好きなことはもちろんそれぞれで、一人一人、夢中になれるものは違う。例え、親が理解できないものであっても。親が理解できないからといって、それを強制的に辞めさせることはいけない。なぜなら、親と子供は別の人間であり、好きなもの、価値を見出すものが違うから。親がどんなに理解できないものでも、まずはそれに関心を寄せる。そうすることで、子供たちは、「自分の好きなことを褒めてくれる、興味を持ってもらえる、価値を見出してもらえる」と思うようになり、自分の好きなことに夢中になってもいいという環境、基盤が作られる。これがすごく大事なことではないでしょうか。
子供たちにとって、困った時に助けてもらえる存在は、間違いなく親です。そんな親が子供の好きなことを応援できないでどうするのですか。
これを読んだ親御さんたちも、今一度、振り返ってみて下さい。そして、思い当たるならば、考えを変えてみてはいかがですか。きっと、あなたの変化を子供は察知するでしょう。
子供のよりよい成長のために。
最後に、多少前後する話だったかもしれませんが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。
では、また!