KMblg’s diary

KMblgです! 日々感じたことや考えたことについて、アップしていきます。普段は、子供と関わる仕事をしています!

その子供、どう伸ばす?【ビリギャルから学ぶ】part1

どうも、最近朝晩と昼の寒暖差にやられて風邪気味のKM blgです。

皆さんのお住まいの地域はどうですか?寒かったら、暖かかったり、どっちかにしてよーと思っていますが、さて、今回のテーマは「どう伸ばすか?」です。

お子さんをお持ちの方なら、経験あるのではないでしょうか。「うちの子は全く成績が伸びない。塾にもいってるのに」や「学校で真面目に授業受けているのに」など。成績が上がらない原因は数多くあるため、日々その発見と分析を行う必要がありますが、生活の中で家庭で実践するのは難しいですよね。

ですが、やはり、その原因を探さなければ、どんな好機に見舞われない限り、良い方向へは進みません。

 

でも、その好機っていつ来るか分からない、もしかするともう来ないのかもと諦め半分になってたりしませんか?

 

安心してください。

 

好機は常に訪れています。このような悩みをしている方は、その好機を無意識に見落としているだけなのです。

では、どうやってその好機を掴むのか。

 

今日は、映画『ビリギャル』から学ぶ教育実践をお話ししようかなと思います。

 

皆さんは、ビリギャルを見ましたか?実に、感動するお話しですよね。学年最下位の女の子が努力して、慶應義塾大学に合格するという、見てても応援したくなるような映画です。映画で登場する講師は、あらゆる手法を使って、モチベーションを起こさせ、それをキープさせていきます。

その中でも、一つに絞って、例をあげると、ヒロインの工藤さやかが入塾し、学力検査テストをした時に、はじめは0点だったが、次のテストでは、5点になっていました。そして、講師は「今日は一つ正解しているよ!いぇーい」と喜びを表し、ハイタッチしました。

このシーンは非常に学ぶものが多いです。

まずはじめに、この講師は、学力の低いという認識を自分の中で取り払い、彼女と接する姿勢、これは簡単そうで難しいことです。

なぜなら、これは初頭効果というものが大きく影響するからです。初頭効果とは、最初に与えられた情報が、後に影響を及ぼす効果のことを指します。

例えば、あなたは、新しく来たアルバイトの男の子の教育係に選ばれました。その子は、金髪でピアスをし、制服もだらしなく着ており、挨拶も「ちわーっす」。おそらく、多くの人の第一印象は、だらしない、礼儀がない、などの悪いイメージだと思います。そして、指導中もだらだら歩いたり、少しのミスをしたり、覚えが悪いと、「だから、できないんだ」と再認識する。このようなことは、多くあると思います。

話を戻しますが、ビリギャルのヒロイン、工藤さやかと講師が初対面するシーンでは、工藤さやかは、金髪に濃い化粧、そして、ミニスカートにヘソ出しの胸元の空いたトップス。これを見る限り、多くの人は「頭の悪い女の子が来た」と思うはずです。しかし、ビリギャルの講師は、そのような先入観を取り払い、ほんの小さな成長を見逃さず、その成長に伴う彼女の実感を、自分のことかのように喜んでいました。

何が大事かわかりましたか?

まずはじめに、第一印象を取り払う。(目に見える情報を過剰に信じない)

次に、小さな成長を、自らのことのように喜び、共感する。この2点はこのシーンから学べ、実生活へと応用できるものです。

 

二つ目にあげた「小さな成長を、自らのことのように喜び、共感する」について、もう少し掘り下げると、我々は、指導する側や勉強の成長を見守る側として、自己の価値観は、子供と関わる上で大きく影響します。特に、点数です。

我々は、100点満点中、70点以上を一般的に良いと捉え、100から遠くなるにつれて、悪いと評価します。そして、この点数の自己の評価は、自分の学生時代の認識に引っ張られることも多いです。例えば、自分が学生時代の時に90点以上なら、60点台以下はもちろんのこと、70点台でも低いと思う人もいます。逆に、30点台ばかりだと、60点台でも高く認識する場合もあります。

その上で、子供が60点をとってきた場合、仮に自分の認識の中では低いと思って、「60点はまだまだだ、もっと頑張れ」と言っても、それは自分勝手な発言にもなります。

つまり、点数による自己評価は、子供にとって無価値であり無意味です。確かに、一般的に60点は高い成績ではありません。ですが、あなたの点数による自己評価は、子供には関係のないものであり、子供の価値観を決定づけるものではありません。

したがって、子供の点数で評価するよりも、その子がどれだけ頑張って、どのくらい上がったのかというものを評価することが大事だと言えるでしょう。点数で評価しなくても、前はこの問題が解けていなかったけど、解けるようになったんだねとか、前までは知らなかったのに、勉強したから、できるようになったんだねなどと、点数を評価するより、その子の勉強面での変化を評価する方が、彼らのモチベーションにつながるでしょう。そして、その子の喜びを、自分のことのように喜び、共感する。すると、子供たちは自然とやる気を出し、伸びていくと思います。

これは、読んだ後からでも出来ることだと思います。

冒頭であげた、好機とは、子供の小さな変化のことです。どんなことでも子供は日々変化し、成長しています。今よりもっと注意深く子供を見ることで、その変化に気付けるのではないでしょうか。

 

では、また!